薬を飲む男性と悩む男性
病原体

ヘルペスは、感染者に接触して感染するほか、物を介して感染する場合や、潜伏ウイルスの再活性化によって再発するのが原因で起こります。帯状疱疹や水ぼうそうもヘルペスウイルスによって発病しますが、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどを発病させるウイルスとは異なり感染力が強力です。このため、感染者のくしゃみや咳によって飛沫感染する場合も多いですが、帯状疱疹や水ぼうそうでないヘルペスの場合には、飛沫感染はしません。

ヘルペスに初期感染する経路に多いのが性行為で、症状が見られる粘膜に濃厚な接触を行うことが原因になります。ヘルペスだけでなく、性感染症はコンドームを使うことで多くの場合で予防になりますから、正しい対策をして性行為をするように心がけましょう。ただし、コンドームをしても患部が覆いきれない状態であれば、感染するリスクは高くなりますから、感染予防をしていても注意が必要です。

オーラルセックスによってウイルスがうつる可能性も高く、性器ヘルペスを発症しているパートナーの性器に唇で直接触れることなどで感染が起こります。オーラルセックスを行う時も、相手の性器に直接触れないようにする工夫が必要ですが、場合によっては感染者の精液にウイルスが排泄されている時期がありますので、体液に触れないようにするのも大切でしょう。

ヘルペスウイルスが体内に侵入するとウイルスを完全に消滅させるのは困難と言われていて、一度罹患すると再発を繰り返す人も少なくはありません。免疫力が低下した場合などで再発の症状が現れるので、疲労を溜め込まないことや、ストレスを感じないような生活を続ければ、再発を防止するのに良いと言われています。加えて、紫外線を浴びることで皮膚が免疫力を低下させるため、再発を予防するためには、夏など紫外線の強いシーズンや、屋外などで長時間活動する場合に、紫外線対策をするのが大切です。

症状が現れたら、まずは病院で医師の診察や検査を受けて、ウイルスに感染しているかを確認しましょう。ヘルペスだと分かったら、医師の指示通りに治療を行えば、症状は多くの場合で改善されますが、診察を受けるのが恥ずかしいなどの理由で放置すると病気が進行してしまいます。再発の場合は、医師に処方された薬を服用するだけでなく、自分で購入した薬を使っても症状を改善させられる場合がありますので、再発の兆候を自分で感じたらなるべく早く治療を開始してください。