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ヘルペスを放置してしまい進行すると起きる危険にはどんなものがある?

2020年05月12日
色々なウィルス

多くの病気で早期に適切な治療を受ければ重症化を防げますが、放置することで深刻な症状につながる可能性は高くなるでしょう。ヘルペスでは自然治癒する場合がありますが、人によって症状に違いがあり、病気を放置してしまうとウイルスが体内に広がり、全身の健康に影響する可能性もあります。特に、免疫機能が著しく低下している状態であれば、食道へ感染が広がり、食べ物が飲み込みにくくなったり、飲む時に痛んだりする症状が見られ、更に肺へウイルスが広がれば肺炎になる可能性も高いです。

体内でヘルペスが進行することで、脳や脊髄を覆う髄膜へ感染する場合や、血液の中へウイルスが侵入して全身が感染するウイルス血症を起こす場合もあります。ヘルペス脳炎は、頭痛や発熱などの症状が出てから数日後に、けいれんや幻覚、意識障害などの深刻な脳機能障害が出るのが特徴で、場合によっては死に至る病気です。発症した時に頭痛などの初期症状が見られない人もいるため、治療の開始が遅れてしまう可能性も考えられるでしょう。

また、重症のアトピー性皮膚炎を持つ人がヘルペスに感染して起きるカポジ水痘様発疹では、初期感染時に適切な治療を受けないと、稀にですが肺炎や脳炎へ進行する場合があります。全身感染症になり、命に係わる深刻な症状につながりますから注意が必要です。

ヘルペスは症状がある部分を自分で触ってしまい、ほかの皮膚へ自分自身で感染させてしまうケースもあります。自分で感染を広げてしまう症状で危険なのは、目にウイルスを感染させてしまうことですが、患部に触れた指で目に触れるのが原因で感染リスクが高く、患者は少なくはありません。角膜ヘルペスと呼ばれ、黒目の部分にウイルスが感染して起こりますが、放置すると視力低下や見えなくなるなどの重症化につながります。

この感染症は再発を繰り返しますが、角膜ヘルペスもほかの部分にできるヘルペスと同様に、何度も再発して、症状が出るたびに視力が落ちるケースも多いです。放置すれば病気が進行して角膜が濁ってしまい、患者のタイプによっては濁りが治らずに視力が回復する見込みがなくなってしまいます。場合により、角膜を移植する手術を受ける必要が出てくる場合もあるため、角膜に症状がある場合は重症化させないために、適切な治療を受ける必要があるでしょう。角膜ヘルペスは自然治癒しませんが、再発を繰り返す場合でも放置しなければ、視力低下を抑制し続けることが可能です。